12月10日の現代ビジネスに、気になる記事が出ていましたね。
あなたのペットに「やってはいけない治療」「飲ませてはいけない薬」 全て自由診療、治療費は「獣医の言い値」
この記事の内容を要約すると、
【現状】
・ペットの数が減少してるが、動物病院の数が増えている。
・将来、淘汰されていく動物病院が出てくるのは当然の流れ。
・淘汰されるのを避けるために、過度な治療を施し、高い診察料金を手にしている獣医師が多い。
【原因】
・獣医師の労働環境は、長時間労働低賃金であり、勤務医として食べていくことはできないから、開業する獣医師が増えている。
・開業資金は少なくとも3000万円ほどかかり、本質的な治療ではなく、お金稼ぎに走ってしまう。
・診察料金は院長が自由に決めていいので、動物病院によって同じ治療を受けても料金が違う。
こんな感じですね。
何が問題なの?
人間と違い、どんな治療が最善なのか(一般的)なのか、
ということが分からない点かなと思います。
結局は獣医療の知識が全くないが故に、
獣医師の言いなりになり、高度な治療や検査を受け、高い診察料金を支払ってしまう。
家族であるペットのことですから、
医者から、「この検査をした方が良いです。この治療法が良いです。」と言われれば、
よく分からないですが。治るならお願いします。
となってしまいますよね。
飼主さんがもっと獣医療の知識などを知ることができるプラットフォームなるものができて欲しいですよね。
あとは、診察料金ですよね。
「院長の言い値」 これってどうなんですかね??
WEBサイトとか検索サイトとかに料金を載せているなら良いと思うんですよね。
もちろん検査内容や治療方針によって、料金は変わってしまうと思うので、
あくまで目安の料金を掲載するとか。
いくらかかるのか分からない治療を受けるしかない、これってすごいアンフェアだと思うんですよね。
獣医療法の広告の制限等い項目で、診察料金の広告が禁止されてしまっているので、
仕方ないかなとも思うのですが、一体何のための法律なんですかね。
過度な料金競争を防ぐため、とのことですが、
ペットが家族同様、家族以上の存在になっているのに、
料金が安いから という理由で動物病院を選びますかね??
個人的には料金を比較して、選びことはないと思うんですよね。
あくまでどれくらいの料金がかかるのか、事前に知っておきたいという要素が大きいと思うんです。
まとめ
飼主さんと獣医師の間に、大きな情報の非対称性が存在しています。
昨日のブログで書きましたが、獣医療技術はものすごい勢いで向上しております。
しかし、技術の向上が、飼い主さんに還元されずに、
悪徳な獣医師や、金儲けに走る獣医師に還元されてしまいそうで怖いですね。
獣医療という、センシティブな分野ですが、
正しい正確な情報を全ての飼い主さんにお届けできるような、
そんなプラットフォームが欲しいです。